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不動産一括査定の注意点

「不動産一括査定」というものをご存知ですか?
簡単に仕組みをご説明します。

 


一括査定とは言葉の通り一つの査定サイトに情報を登録するだけで複数の不動産会社に査定を依頼できる」というもの。

「保険」や「車」などもインターネットで簡単に一括査定が可能ですが、仕組みはそれらと同じです。

簡単に複数の不動産業者に相談できるという点は、非常に良いツールだといえます。

しかし、これには大きな落とし穴があります。


 

1.一括査定サイトの注意点① ~提示価格で売れるわけではない~

不動産を売るという事は多くの方が人生で初めてです。

身近な「査定」といえば、ブランド物を中古ショップで査定してもらったり、車を下取り査定してもらったりといったことは、経験があるのではないでしょうか。

これらは全て、提示された価格で売れる「買取査定価格」です。

しかし、不動産の一括査定価格は違います。

それは「売れるかもしれない価格」なのです。
 
 
 
 

□ポイント
不動産一括査定の価格=売れるかもしれない価格
 



2.一括査定サイトの注意点② ~知っておきたい買取と仲介の違い~  

では、不動産一括査定はなぜ「売れるかもしれない価格」
のか。

それは不動産一括査定が「買取査定価格」を出すものではなく仲介査定価格」を出すものだからです。
 
 


●買取とは・・・業者が直接買い取る。価格は業者の提示価格。

事情によっては、少々安くても早く現金化したいというケースもあります。

そんな時は車の下取り査定と同じ様に、不動産業者に買取してもらうというのも選択肢の一つです。

しかし、買取となると不動産業者にもリスクがあります。

買取するにもコストがかかるし、その物件を再度販売したり、運用したりなどして利益が出なければ損失となるからです。

リスクがあるだけに慎重になるのは当然です。

一括査定に限りませんが、物件を見ていない状態では「買取査定価格」のような確実な価格はご提示ができません。

 
 

●仲介とは・・・業者に販売を任せる。業者は買主を探す。価格はオーナー様が決める。

仲介は、買取をするわけではないため、実質、不動産業者はノーリスクです。

そのため、相場を無視した高い査定価格を提示する不動産業者も存在しています。

高い査定額を提示して「うちではこの金額で売れますよ」と、販売を任せて貰おうとするのです。

査定価格だけ高く、実際に販売を始めると「金額を下げましょう」と提案してくる。

こんな不動産業者には注意が必要です。

 
 

□ポイント
買取査定=不動産会社にリスクがある

仲介査定=不動産会社にリスクがない


 

3.一括査定サイトの注意点③ ~理想的な価格設定と売出直後の好機~

「不動産を少しでも高く売りたい」と思われるのは当然の事です。

その為には・・・
 
 
 
 
①まず相場を理解する。
 
 
1本100円のコーラであれば、100円なら売れるでしょう。

200円では売れない。

しかし120円でも売れる可能性はあります。

販売開始時の価格設定は、売れる可能性のある、なるべく高い価格設定が出来ればベストです。

まず相場(100円)がいくらなのか理解しなければいけません。

その為の査定なのです。
 
 
 
 
②販売開始直後が一番の好機。
 
販売開始直後が一番高く売れるチャンスです。
 
なぜかというと、販売開始直後に興味を示すお客様は購入意欲の高いお客様だからです。
 
長い間物件を探していたお客様が「待っていました!」と問い合わせをしてくるのですから、相場より少し高くても購入頂ける可能性があるのです。
 
しかし、相場が100円のコーラを200円で売りに出してしまうと、そんな購入意欲の高いお客様からも「高すぎる」と言って興味を引くことはできません。
 
その後、売れないからといって100円に値下げをしても売れ残り物件」というレッテルを張られ、一定数のお客様を逃してしまいます。
 
もし販売開始価格が120円なら、販売開始直後に欲しいというお客様がいた可能性は高く、お手元に残るお金は増えていたことでしょう。
 
それだけ販売開始時の価格設定は大切だと言えます。
 
 
 
 
この様な点を考えると一括査定、特に「机上査定」(室内を見ずに査定)では、相場を理解することは到底難しく、販売開始価格を間違えてしまう原因となりかねません。
 
必ず訪問査定により詳しい査定と理想的な販売開始価格を検討する必要があります。
 
そういった意味でも信頼できる不動産業者に査定を依頼する事は不動産売却において非常に大切になります。
 
 
 
 
□ポイント
高く売るチャンスは販売開始直後
 
 
 
 
4.相場価格を見極める方法とは! ~仲介査定価格は必ずしも相場価格ではない~
 
相場を把握すること。

そして販売開始価格の設定が非常に大切であることはご理解頂けたでしょうか。
 
では、信頼できる仲介査定価格を見極める為にはどうすれば良いのでしょうか?
 
その方法がこちらです。
 
 
 
 
□  買取と仲介の両方査定を依頼する!
 
 
 
 
買取査定価格は、一般的に仲介査定価格の約7割~8割になります。
 
仲介査定価格が1,000万円であれば、買取査定価格は700万円~800万円。
 
つまり、買取査定価格1,000万円なのに仲介査定価格は1,800万円だと言われた場合は疑問を感じるべきです。
 
1,000万円の買取査定価格から逆算すると、仲介査定価格は1,000万円÷70%=1,428万円。
 
ということは、1,430万円程度が信頼できる仲介査定価格なのではないかと推測できます。
 
この方法で3社程度に査定してもらい、相場を把握しましょう。
 
そして、相場価格1,430万円の物件を1,480万円で売るのか。
 
1,500万円なのか、1,580万円なのかを信頼できる不動産業者と相談して販売を依頼されるのがベストだと思います。
 
 
一生に何度もない大切な資産の売却です。後悔しない不動産売却にお役立て頂ければ幸いです。
 
 
 
 
 
<まとめ>
不動産一括査定の査定価格=売れるかもしれない価格
 
 
買取査定=不動産屋にリスクがある
仲介査定=不動産屋にリスクはない
 
 
高く売るチャンスは販売開始直後
 
 
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